岡山での土のしごと

仕上げ:灰荒 - はいあら
壁:PB下地

2024年9月。岡山某ビル改修工事のうち左官工事をさせていただきました。
大変お世話になっている方から、サンプルを作ってほしいと突然の依頼があったので作ってみることに。
グレー系が良さそうな気がしたので、塗り方や仕上げ方を変えてグレーのサンプルを用意。

左官屋さんと一緒に岡山へ。
徳島ではかなり腕が良いと言われている方です。

グレーの土にするため、あらかじめ決めた割合で顔料(着色するための粉末)を加えます。
ムラにならないようしっかりと混ぜます。

攪拌機では底の方がキレイに混ざらないため、トロフネに移動してさらに練りました。
腰は今にも爆発しそうです。



壁に塗りつけるとこのような雰囲気に。時間が経って乾燥すると色合いが落ち着いてきます。


今回施工した土壁:「灰荒 - はいあら」ですが、特徴として
・中塗りスサを多めに配合し、粗い質感を際⽴たせた荒々しい仕上げ
・さらに⿊ベンガラを加えることで、落ち着きのある渋い⾵合いを実現
・光の当たり⽅によって微妙に表情が変わり、深みのあるシックな印象を与えます

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