徳島県の総合建設会社
土壁再生事業
かつて日本家屋に欠かせなかった土壁。自然素材で構成されたその優れた特性――蓄熱、調湿、防火、脱臭――に加え、化学物質を含まないため、アレルギーやシックハウスの原因を抑える役割も期待されています。こうした土壁の特性は、現代の健康的で快適な暮らしにこそ価値をもたらします。しかし、時代の流れとともに解体が進み、土壁から取り出される「古土(こつち)」の多くが廃棄されているのが現状です。この貴重な資源を無駄にせず、新しい命を吹き込むため、アズマ建設は「古土再生プロジェクト」に挑戦しています。
土壁ができるまで
かつて日本家屋の土壁を支えてきた「古土(こつち)」。しかし、耐震性向上やリフォームのために多くの古民家が解体され、その過程で出る古土のほとんどが産業廃棄物として処分されています。私たちは、この貴重な古土を新たな命を吹き込む資材として再利用することに取り組んでいます。長年、家を守り続けた古土を回収し、再び建物の一部としてよみがえらせます。
回収した古土には、木片や竹、石、さらには釘などの不純物が混ざっています。このままでは再利用できないため、土ふるい機を使って丁寧に分離する作業を行います。土は非常に重たく、この工程は想像以上に重労働。また土ぼこりで全身が汚れるだけでなく、細かな作業が必要ですが、きれいな古土を得るためには欠かせない重要なステップです。
古土は、長年の使用で粘り気が失われた「さくい」状態になっています。これを再び土壁に適した粘り気のある状態に戻すために、藁と水を混ぜて発酵させます。発酵が進むと藁から溶け出す成分が、糊のような役割を果たしてくれます。この発酵プロセスは非常に手間がかかります。定期的にクワで練り込み、月に1回は土を底から返して酸素を送り込む必要があります。こうしてじっくり発酵させた古土は、粘り強さと柔軟性が戻り、調湿性など土壁本来の性能を取り戻します。また、発酵の過程で有害物質が分解され、さらに環境に優しい素材へ進化すると考えられます。
藁の量や砂の配合、仕上げの技術によって、土壁の表情は自由自在に変わります。例えば、顔料を混ぜてカラフルな壁を作ることもできますし、現代的で洗練されたデザインの土壁も実現可能です。「世界に一つだけの土壁」をテーマに、あなたの理想に合わせたデザインや仕上げをご提案します。ぜひ、私たちと一緒におしゃれで個性的な土壁を作りましょう!
施工実績と、土を生かす取り組み
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土壁デザイン見本
土和-どわ
カラーNo.001
蒼和-そうわ
カラーNo.002
素土-そど
カラーNo.003
裂土-れつど
カラーNo.004
洗い土-あらいど
カラーNo.005
紅荒-べにあら
カラーNo.006
灰荒-はいあら
カラーNo.007
波土-はど
カラーNo.008
削土-けずど
カラーNo.009
伏土-ふせど
カラーNo.010
灰洗-はいせん
カラーNo.011
芽吹き-めぶき
カラーNo.012
土壁の特性と注意点について
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